Record China 2016年10月24日(月) 15時10分
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23日、中国外交部の華春瑩報道官は、2012年3月に起きたソマリアの海賊による漁船乗組員の人質事件で、5年近く拘束されていた中国人を含む26人が22日、解放されたことを受け、交渉に携わっていた関係者に謝意を示した。写真は中国外交部。
2016年10月23日、中国外交部の華春瑩(ホア・チュンイン)報道官は、2012年3月に起きたソマリアの海賊による漁船乗組員の人質事件で、5年近く拘束されていた中国人を含む26人が22日、解放されたことを受け、交渉に携わっていた関係者に謝意を示した。中国国営新華社通信や英BBCが伝えた。
オマーン船籍の漁船「ナハム3(Naham 3)」号の乗組員は12年3月、インド洋のセーシェル諸島の南の沖合で拘束されて人質となった。
船内にいた中国人10人、台湾人2人、フィリピン、インドネシア、ベトナム、カンボジア人の計29人が拘束されて人質となった。これまでに中国人1人、台湾人1人を含む計3人が亡くなっている。
人質の解放交渉に携わった支援組織の関係者は、身代金の支払いが行われたかについては回答を拒んだ上で、「現地のコミュニティーと部族の長老らがこの困難な状況下で人質救出に手を差し伸べてくれた」と話しているという。
解放された26人は23日、国連機関の協力の下でケニアに到着した。(翻訳・編集/柳川)
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