Record China 2016年10月20日(木) 9時50分
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18日、韓国・ハンギョレ新聞などによると、韓国全羅北道南原市内の村でがん患者が集団発生し疫学調査が行われたが、この結果が公開されていないことに住民らが反発している。資料写真。
2016年10月18日、韓国・ハンギョレ新聞などによると、韓国全羅北道南原市内の村でがん患者が集団発生し疫学調査が行われたが、この結果が公開されていないことに住民らが反発している。
問題の現場は、南原市二百面康基里にあるネギ村。78人が住むこの村では1999年から2013年の間に7人が肺がんにかかり、「集団発病」と騒ぎになっていた。問題を受け地元の全羅北道は13年3月、傘下の保健環境研究院に村の地下水の水質検査などをさせたが、検査項目には原因が疑われた放射性物質の有無が抜けており、肝心のラドン含有は確認できない。このため、国の疾病管理本部(疾本)などが指揮し、国費を投じての疫学調査が追って行われた。
疾本は18日、「400ページに及ぶ分量の調査結果とこれに関する勧告案を住民に伝えた」と明らかにした。勧告された項目は、「ネギ村近くのアスファルトコンクリート工場から排出される大気汚染物質の減少のための対策」「適切な換気により室内のラドン濃度を低減するための住民への教育・宣伝」「地域住民の喫煙状況の把握と禁煙支援」など。しかしこれらの背景となった調査結果についてはいっさい公開されなかったという。村周辺の工場と住民間の法的問題が起こるのを避けるための措置とみられる。疾本は住民などからの指摘に対し、「調査主体である南原市が(すべてを)公開すればいい」としている。
報道を受け、韓国のネットユーザーは次のようなコメントを寄せた。
「住民の健康の問題なのに、アスファルトコンクリート工場のことを心配してるのか?理解できない」
「この国には本当にあきれる。工場から受け取る賄賂が大事なのか?」
「何か隠しているね」
「金をかけて調べたんだから結果を発表しろ!」
「国民がどうなろうと政府は知ったことじゃない、そういうことか。無能な政府よ、何か一つでもちゃんとやってくれ」
「何が大事か分かってない大韓民国、金の奴隷として生きる韓国国民」
「田舎の水や空気がきれいだというのはもう昔の話」
「人の命が優先じゃないの?」
「国民保護という原則主義が米国やタイ、ロシアにも劣る未開な公務員たち…」
「がんにかかった人たちはどこに補償を求めればいいんだ?」
「隠す人間が犯人だ。アスファルトコンクリート工場に、逆に『がんが発生しない原因』を調べさせろ」
「やましいことがないなら公表すべき」(翻訳・編集/吉金)
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