Record China 2008年2月1日(金) 16時58分
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1月16日、電力不足が深刻な四川省自貢市で、大規模な「とうろう祭り」がスタートした。停電に悩まされている市民から批判が続出している。写真は07年のとうろう祭り。
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2008年1月31日、「北方網」は、四川省自貢市で、雪害による深刻な電力不足にも関わらず開催された「第14回自貢国際恐竜灯会(とうろう祭り)」に対し、ネット上で批判の声が高まっていると伝えた。
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四川省では20年に一度という悪天候による、記録的な寒さが続いており、電力事情はきわめて緊迫している。最近では、四川省全域で毎日1300回以上も電気がストップし、省東部では電力が30%も不足している。政府は緊急措置により、企業や各家庭への送電の制限を始めた。
それにも関わらず、自貢市では「第14回自貢国際恐竜灯会」が過去最大規模で開催され、夜の街を美しく彩っている。自貢市は塩と恐竜化石で有名な都市だが、近年「南国の灯城」という新しいキャッチフレーズで町おこしに力を入れている。今年の「灯会」は北京オリンピックをテーマに、150日間という長期にわたり開催される計画だ。
「政府ばかりが電気を使い、市民には我慢を強いるのか!」と、ネット上には「灯会」の開催に対する批判が多数書き込まれている。毎日停電に悩まされているある市民は、ネット上で「灯会」の一時停止を求める署名活動を開始した。
自貢市では、1月4日より主要企業への送電が制限され、14日には「大規模停電の緊急措置案」が発動された。16日からは予定通り「第14回自貢国際恐竜灯会」が開幕した。「灯会」関係者は、「開催の変更は絶対にない」と語っている。(翻訳・編集/高橋)
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