韓国、THAADの配備先は“聖地”に決定、「平和と共存できない」と現地住民など多方面から反対の声―中国メディア

Record China    2016年10月3日(月) 23時40分

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3日、韓国国防部が先日発表した高高度防衛ミサイル(THAAD)の配備先に、現地住民から反対の声が聞かれている。資料写真。

2016年10月3日、韓国国防部が先日発表した高高度防衛ミサイル(THAAD)の配備先に、現地住民から反対の声が聞かれている。中国メディア・CRI Onlineが伝えた。

9月30日、韓国国防部はTHAADを「慶尚北道星州郡にあるゴルフ場『ロッテスカイヒル星州カントリークラブ』に配備する」と発表した。THAADは当初星州郡の星山砲兵部隊に配備すると米韓当局が発表していたが、現地住民の強い反発もあり星州カントリークラブに変更。星州カントリークラブは同郡庁舎から20キロ離れた場所にあり、星山砲兵部隊に比べれば距離が離れているが、住民からの反発が収まることはなかった。

星州カントリークラブに配備先が決まった9月30日の夜、現地住民は星州群庁舎で80日目となる抗議集会を開催。住民らは、「配備先の変更に実質的な意味はない」とし、抗議活動の継続を決定したという。星州カントリークラブから2キロほどの村に住む人々からは、「私たちが欲しいのは平穏な生活。米国の武器を配備するために私たちの生活が犠牲になるのは受け入れられない」との声が聞かれている。

報道によると、反対しているのは住民だけでなく、韓国の仏教系新宗教である円仏教からも反対の声が上がっている。村は、同教の2代目が住んでいた場所で円仏教は聖地と見ており、9月30日には1000人余りの同教関係者が村で反対集会を開き、政府に撤回を求めた。同教関係者は、「THAADは平和とは共存できない。平和を実現するには対話で必要であり、韓国と北朝鮮が対話しTHAAD以外の方法で問題を解決することを願う」と述べている。(翻訳・編集/内山)

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