硫酸流出による地下水汚染、中毒で数千人が入院か=地元では死亡説を否定―湖南省懐化市

Record China    2008年1月26日(土) 0時30分

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25日、湖南省懐化市で、硫酸による地下水汚染が原因と見られる中毒症状を訴える村民が続出している。現在、被害者数などの情報が錯綜している状況。写真は湖南省懐化市。

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2008年1月25日、湖南省懐化市辰渓県板橋村近郊の硫酸工場から流出した硫酸による地下水汚染で、村民の多くに中毒症状が見られている。新華社の報道。

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同県の共産党委員会宣伝部副部長の楊昌友(ヤン・チャンヨウ)氏は会見に応じ、中毒が確認された患者は26人、死者は出ていないと発表。しかし、被害者の家族などに調査した結果、数千人以上が入院していると見られている。すでに3人死亡と報じているメディアもあり、情報が錯綜している。

初期捜査の段階では、板橋村近くの硫酸化学工場から汚染が発生していると見ている。この数日に降った大雪の影響で、硫酸の排水溝が壊れたことが原因との見方だ。

さらに、同村ではすでにひと月ほど前、村民から地元環境保護当局に「飲用水が黄色に変色している」との通報があった。また、県政府によると、今月11日にはすでに板橋村の村民の一部で吐き気、浮腫などの症状が表れており、政府の関係部署の調査の結果、ヒ素中毒と判明した。懐化市、辰渓県の各政府は早急に対応措置をとると表明している。

湖南省環境保護局はただちにこの工場に操業停止を求め、懐化市は専門の対策チームを設置し、現在では村民に安全な飲料水を提供している。(翻訳・編集/愛玉)

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