人民網日本語版 2016年9月16日(金) 15時0分
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四川省南充市嘉陵区臨江郷に霊隠寺というお寺がある。境内の外側にある天然の石洞は、現地住民から「硝洞」と呼ばれている。この洞穴に54年間ずっと住み続けている「仙人夫婦」が、最近、人々の関心を呼んでいる。
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四川省南充市嘉陵区臨江郷に霊隠寺というお寺がある。境内の外側にある天然の石洞は、現地住民から「硝洞」と呼ばれている。この洞穴に54年間ずっと住み続けている「仙人夫婦」が、最近、人々の関心を呼んでいる。成都商報が伝えた。
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「以前、ここには4世帯の人々が住んでいたが、自分たち以外は皆引っ越していった」と、空がどんより曇る8日の朝、梁自付さん(81)は、洞窟の前にある丸太に腰を下ろし、煙草の煙をくゆらせながら話した。
妻の李素英さん(77)は57年前、当時村の幹部を務めていた梁さんに嫁いだ。結婚3年目、夫妻は「硝洞」に引っ越してきたのだという。「一緒になってから、妻には苦労をかけてきた。家は貧しく、部屋の修理もままならず、石崖の下に散らばっていた石を積んで住まいにした。雨が降り強風が吹くと、雨は室内に入ってきた。ここは湿気が高くもともと人が住むようなところではなかった」と梁さん。その後、梁さんは3度にわたり家の大改造を行い、ようやく、ブタ小屋、台所、居間、3つの寝室で構成された現在の住まいが出来上がった。
現地の村の幹部である劉書記は、「かなり前に、現地政府は、梁さんの自宅に電気を通した。数年前から、現地政府は夫妻に何度も説得し、彼らが洞窟を離れて外の住居に住むよう説得しようと試みているが、夫婦は引っ越ししたくないと言い張っている」と話した。梁さんは、「私たち夫婦はこの洞窟に長年住み、すっかり住み慣れた。また、ここは、冬は暖かく夏は涼しいので、快適この上ない」と話した。(提供/人民網日本語版・編集/KM)
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