掲示板に「やらせ」報道を告発する書き込み、信頼性に不満噴出―湖南省

Record China    2008年1月22日(火) 22時34分

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1月、あるニュースの「やらせ」を暴露する内容があちこちの掲示板に書き込まれ、大きな波紋を呼んでいる。一部のメディアでは明らかに「やらせ」とわかる報道が行われているという。資料写真。

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2008年1月20日、長沙日報によれば、「知られざる事実!ニュースの偽インタビューはこうしてできあがる」というタイトルの書き込みが全国あちこちのサイトの掲示板に流れている。1月21日、紅網が伝えた。

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掲示板には、あるテレビ局の記者が街頭インタビューの際、画面外に用意したカンペの内容を読ませていたことが書き込まれており、インタビューの撮影場所が湖北省黄石市であることも掲載された写真からわかった。これが紅網の掲示板で話題となり、「くだらない」「でたらめだ」「やらせだ」「責任感が感じられない」などと波紋を呼んでおり、報道界は報道に責任を持つべきだとの意見がネット上で噴出している。

一部の記者はこうした悪意ともとれる方法で“インタビュー”をでっちあげることがあり、報道業界全体がそうだとは言えないものの、地方の弱小テレビ局ではよく見られることだとする意見もある一方、こうしたことは偽のニュースの内にも入らない、制作側のやりすぎとインタビューを受ける側の素養の問題だとする見方もある。ある人は写真を見て「煙に巻かれたような感じで可笑しいけれど、誰が見てもでっちあげだとわかる。もっと大通りで生中継していたら、記者はこうもプロ意識を失うようなことはしなかったろう」としているが、別の者は「ニュースのインタビューを何度か見たことがあるが、所詮そんなものだ」という意見もある。

この件に関して20日、メディア業界に詳しい人物は「こうした“やらせ”は業界に確かに存在しているとしたものの、このようにおおっぴらに行われるのは珍しい。一部のメディアはその質が低く、プロ意識の向上が不可欠だ」とし、報道の信頼性を高めるためにも社会全体が協力して対応していかなければならないと語った。(翻訳・編集/岡田)

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