フライメディア 2016年8月30日(火) 2時50分
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今年も中国の期間限定スイーツともいえる月餅(げっぺい)シーズンの到来である。この月餅を市場で見かけると秋が近くなったことを感じる。
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月餅は、月に見立てた丸い形が定番の中華菓子のことで、もともとは月見をして月餅を食べることが一家団欒の象徴とされてきた。近年は贈答用としてのイメージが強く、個人で贈りあったり、会社などの贈答用や従業員の福利厚生として支給されたりする。
中秋節は旧暦の8月15日なので、今年は9月15日。ホテル、百貨店やレストランでも大きな収入源となるので、毎年それぞれの特色を生かしたオリジナルの月餅商品を販売。ロビーや売場に月餅の特設コーナーを開設する力の入れようだ。
近年は、伝統的な月餅にあわせて、いわゆる「洋風月餅」と呼ばれる斬新な月餅(?)が若者を中心に人気を集めている。伝統的な餡は塩漬けの卵(アヒル)の黄身が入ったハス餡がその代表的だが、その他にナツメ餡やナッツが入ったものなどさまざまだ。
洋風月餅の中でもスタバは2003年からいち早くオリジナルの月餅を販売。カラフルで鮮やかな色合いに味もスタバ色を押し出したコーヒーフレーバー中心で、ロゴも刻印された、まさにスタバ仕様。
もちろんスタバ以外にもハーゲンダッツのアイス月餅やゴディバのチョコ月餅なども若者を中心に人気で、毎年この時期のみ発売される限定ものを楽しみにしているファンも少なくない。
ちなみに伝統的な月餅のセット価格は約100元〜200元(約1700円〜3400円)だが、洋風月餅は200元以上で、高いものは約2000元(約34000円)近くなる。地元っ子に人気の老舗の月餅は1個5元〜10元(約85円〜170円)で、変わらぬ味を求める年配者が列をつくる。
様々な月餅が楽しめるのも魅力的だが、実は中秋節は三連休になるため、「食い気よりもレジャー」という人が増えており、伝統的な行事を海外で過ごす若者も多くなって来た。
とはいえ、伝統的な行事を過ごすスタイルが変わっても「月餅」の存在感は昔とかわらず健在である。(提供/フライメディア)
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