Record China 2016年8月20日(土) 0時40分
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18日、中網資訊は、「なぜ日本料理は世界一なのに、中国料理は57位なのか」と題する記事を掲載した。写真はてんぷら。
2016年8月18日、中網資訊は、「なぜ日本料理は世界一なのに、中国料理は57位なのか」と題する記事を掲載した。
記事は、国際組織オックスファムが世界600種余りの食について行った調査で、中国料理は安全の問題などから57位にランクされたことを紹介。一方、日本料理は世界での名声も高く、権威あるミシュランガイドにも日本のレストランが多数掲載されるなど、信頼もある。記事は、日本料理が中国料理よりも評価される理由について、両者を比較しながら分析している。
1.日本料理は食品安全を重視、中国料理の道のりは長い
記事は、日本で1955年に森永ヒ素ミルク中毒事件が、1968年にはカネミ油症事件が起きるなど、かつては食品安全の問題が相次いでいたことを紹介しながら、「事件をきっかけに法整備が進んだ」と指摘。現在では生産から流通までの過程がわかるトレーサビリティ・システムが導入され、すべてがオープンになっていることに触れ、「日本の完璧な食品安全体制に比べて、わが国の食品安全の問題における道のりは長い」としている。
2.日本料理は素材の味を生かす、中国料理は手を加えすぎてくどくどした味に
記事は、「日本料理の神髄」として、素材の味を生かす調理法があると紹介する。産地や育て方にまでこだわって良い食材を手に入れ、その本来の味を引き出すためにあまり手を加えることはない。一方、中国料理はあらゆる調理法と調味料を駆使して、さまざまな味を生み出す。記事は、「豆腐だけでも味付け次第でさまざまな料理が生まれる」とし、こうした手を加えすぎている点が評価に影響しているとしている。
3.日本料理は“余白の美”、中国料理はとにかく“どっさり”
料理は見た目も非常に重要だ。記事は、日本の料理人の言葉を引用して、「日本料理は中国の水墨画のようなもので、余白の美が大事だ」とする。一方、「中国は食材同士の彩とバランスをより重視する」とし、「絵画に例えるなら色彩豊かな油絵だ」と評している。
4.日本料理は細部にこだわり、中国料理は大きさにこだわる
記事は、「料理人は食材に第2の命を吹き込む」とし、寿司の世界で“神様”とも評される小野二郎氏を例に、日本の料理人の研さんを惜しまない精神をたたえる。そして、日本と中国のこだわりの違いこそが両者の差に表れていると分析している。(翻訳・編集/北田)
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