メスのクローン水牛が誕生、産業化に光―広西チワン族自治区

Record China    2008年1月18日(金) 11時50分

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広西チワン族自治区でインド産と中国産の水牛の間でクローン操作がなされ、メスの水牛が誕生した。これにより、中国国内の乳水牛の育成など産業化の進展に期待が寄せられる。

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2008年1月16日、広西水牛研究所によると、メスのクローン水牛が南寧で誕生した。中国農業部の「水牛クローン技術研究の導入と応用」計画により亜種の水牛の間で交配され、大きな進展を遂げたことになる。人民網が伝えた。

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専門家によると、これは中国が良好な水牛の生産を増やすことが可能となったことを意味し、高品質な水牛の生産や乳水牛産業の立ち上げも可能となる。今回の方法を利用すればコストも低く、オス・メスの産み分けも可能。良種の水牛の繁殖・生育が早まり、ブロイラー生産も可能となる。中国の水牛産業に大きな影響を与えることになる。

「元圓(ユエンユエン)」と名づけられた、このクローン水牛はその誕生まで科学的に設計されていた。インド産水牛の耳の皮膚から体細胞を取り、その核を取り出し、中国産水牛の核を取り除いた卵子と体外で結合させた。その後、「仮親」水牛の胎内に埋め込み335日を経て今年1月1日に自然分娩で誕生した。健康状態は良好であるという。

現在、研究所内には出産の日を待つ「仮親」水牛が6頭いる。

「水牛クローン技術研究の導入と応用」計画は広西省水牛研究所研究員の黄右軍(ホアン・ヨウジュン)氏をリーダーとし、2004年7月から実施された。良種の水牛の繁殖と生育期間の短縮を目指している。(翻訳・編集/小坂)

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