<冤罪>元夫殺しで、国家賠償100万円―山西省忻州市

Record China    2008年1月17日(木) 17時27分

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15日、山西省の高級人民法院(最高裁)で冤罪による国家賠償訴訟の判決が言い渡され、忻州市に住む劉翠珍さんは6万6593元(約99万8000円)を勝ち取った。写真は山西省忻州市。

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2008年1月15日、山西省の高級人民法院(最高裁)で冤罪事件の国家賠償訴訟が行われ、忻州市に住む劉翠珍(リュウ・ツイジェン)さんは6万6593元(約99万8000円)を勝ち取った。「山西新聞ネット」が伝えた。

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劉さんは山西省忻州市の農村に住む農民。94年に両親や友人が見守るなか、元夫の姜(ジアン)さんと結婚式を挙げ、8年間の結婚生活で一男一女を授かったが02年に離婚。実家に戻って平穏な日々を過ごしていた。

03年4月になって、元夫は劉さんに「一緒に出稼ぎに出よう」と執拗に迫るようになる。そして事件当日、この日も劉さん宅に押しかけて来た元夫が「苦しい」と言ったきりその場に倒れ息を引き取ってしまった。解剖の結果、元夫の死因は殺鼠剤中毒であることが判明。家宅捜索で劉さん宅から殺鼠剤を検出した湯のみが見つかり、劉さんはすぐさま容疑者として拘留された。

その後、自白を強要された劉さんが1度だけ罪を認めると検察はすぐさま証拠として採用、忻州中院(中等裁判所)で殺人罪による死刑判決が言い渡される。だが劉さんは無罪を主張し最高裁に提訴、そこで証拠不十分が認められようやく無罪放免となった。不法拘留は2年にも及んだ。

劉さんは中等裁判所と検察に対し、誤審と誤認逮捕による慰謝料と謝罪を請求。最高裁によって6万6593元(約99万8000円)の賠償金が認められた。(翻訳・編集/NN)

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