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怒声が唸る激流「怒江」、水力発電基地の建設進む―雲南省

Record China    2008年1月15日(火) 10時25分

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14日、風光明媚な少数民族の里、雲南省怒江では水力発電基地の建設プロジェクトが進んでいる。温室効果ガス排出が少ない水力発電は地球に優しいエネルギー源として期待が集まる一方、大規模な自然破壊も問題となっている。

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2008年1月14日、風光明媚な少数民族の里、雲南省怒江では水力発電基地の建設プロジェクトが進んでおり、昨年11月までに計45企業が開発に名乗りを挙げ、投資総額は60億元(約900億円)以上に上ることが明らかになった。「中国経済時報」が伝えた。

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同地区では昨年11月までに発電ユニット86基、設備容量135万7300キロワット、投資概算60億元(約900億円)以上の建設プロジェクトが計画された。今後3年間で設備容量を毎年20万キロワット増やし、「十一五」期間が終わる2010年までに計100万キロワットを増やす予定。この間の総投資額は45億元(約675億円)、電力販売収入は20億元(約300億円)が見込まれる。

怒江州は水力エネルギー資源が非常に豊富。開発可能な発電量は1800万キロワットで雲南省全体の19.9%、年間発電量は850億9000万キロワットで同18.7%を占める。中国政府が推進する「西部の電力を東部へ送る」プロジェクトにおける主力拠点となっている。

中国国内の全長は2013kmで流域面積は12万4800平方キロメートル、ミャンマーを通ってインド洋に流れ込む。ミャンマーでは「サルウィン川」と呼ばれる。海に流れ込む水量は黄河より多いという。流域住民の91%が少数民族で、世界自然遺産に指定されるほどの自然が美しい場所である。

温室ガス排出が最も少ないといわれる水力発電は、地球に優しいエネルギー源として期待される一方、貴重な自然や生態系の破壊も問題視されている。(翻訳・編集/NN)

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