Record China 2008年1月9日(水) 18時36分
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1月8日の報道によると、一部の学生食堂で偽装肉が使われていた問題について、中国政府高官が「(原材料高騰の折)理解できる」と容認ともとられかねない発言をしていたことがわかった。写真は北京大学の食堂。
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2008年1月8日、「中国新聞網」の報道によると、中国教育部発展計画司の張泰青(チャン・タイチン)司長が、一部学生食堂で植物蛋白を充填した偽装肉が使用されていた問題について、「(原材料高騰の折)理解できる」と、容認ともとられかねない発言をしていたことがわかった。
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張司長は、学生食堂の価格安定などについてのネットユーザーとのオンラインによる交流会に参加。
その中で偽装肉問題の背景について、「2007年以降、肉類の市場価格が上昇しており、特に豚肉の価格が大幅に上昇したことで、豚肉が比較的多く使われる料理は売れば売るほど赤字となってしまう」と指摘した上で、「学食の価格を安定させるとともに、食事の栄養バランスと品質を保つために、問題となっているような“調整”が行われることも理解できる」と述べた。
中国で食の安全が問題となっている中で、張司長の偽装を容認したともとられかねない発言は波紋を呼びそうだ。しかし、張司長は一方で「食堂は誤解を受けないよう、学生にあらかじめ知らせるなど、注意を喚起すべき」とも述べ、すでに学校側に指導を行っていることも明らかにした。(翻訳・編集/岡田)
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