07年の旅行業界取扱高が記録更新！一丸となっての消費者保護対策が奏功か―香港

2008年1月6日、香港旅行業議会の董燿中（ドン・ヤオジョン）総幹事は「香港の旅行会社の昨年の香港地区以外への旅行取扱高は、06年と比べて驚くべきことに24％も増加し、107億HKドル（約1500億円）の記録を達成、香港旅行業界のピークを迎えた」と語った。「中国新聞網」が伝えた。

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董総幹事は「香港の経済は昨年の下半期に明らかに好転し、市民の消費能力もアップした。また、HKドルが安くなったり、航空会社が休暇期間中の割引を停止したため、航空運賃が値上がりした形になり、春節（旧正月）期間のほとんどの旅行ツアー料金が以前と比べて値上がりした」と取扱高記録更新の原因を語った。

さらに董総幹事は「昨年初め、香港が受け入れたツアーで少なからず問題・トラブルが発生した。そのため旅行業議会では、業界の品質を確保する目的でパトロールを強化したり、消費者教育に力を入れてきた。その結果、クレーム件数は昨年初め毎月60〜70件だったものが、今では毎月4〜5件に減っている。また香港の旅行業者に対しては、新春期間中は顧客保護のため、ツアー開始日の14日前までにそのツアーが実行されるかどうかを確定しなければならないと指導している」と消費者保護の姿勢を強調した。（翻訳・編集/HA）