来年の世界情勢、中心はやっぱり中国!?でも不安要素もちらほら…―中国

Record China    2007年12月28日(金) 8時26分

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評価はいろいろあるにせよ2008年もやっぱり中国は世界情勢の中心。写真は高層ビルと出稼ぎ農民。

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2007年12月27日、この1年間、欧米のメディアは中国が起した数々の奇跡や、度々記録した世界一を報道してきた。しかし、中国の学者は欧米メディアの中国に対するこうした取り上げ方は側面的だと指摘する。また、ここに来てこれまでの見方と異なるデータや特集記事などが発表されたという。環球時報が伝えた。

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それによると、今年初め、米国の雑誌「TIMES」の表紙を「中国:新しい王朝の始まり」というテーマが飾り、世界を震撼させた。このテーマ通り、今年に入り中国は世界の経済成長への貢献度で米国を追い越しただけでなく、地球温暖化問題、ダルフール紛争および北朝鮮問題解決への協力など経済以外の分野でも目覚しい活躍をし、その存在感を示した。

しかし、年末に発売された「ニューズウィーク」の中国を特集したテーマは「強靭かつ脆弱なスーパー大国の勃興」となっており、「TIMES」やメディアが報道してきた内容とは違っていた。同誌は「2008年も依然として中国の年」としながらも中国の驚異的な発展は脆弱性と表裏一体と指摘。クリントン政権時代の中国問題専門家だったスーザン・シャークの「脆弱なスーパー大国」論なども紹介している。

また、世界銀行は12月17日に発表したデータで、中国の経済力評価を40%下方修正したという。

こうした状況の中、中国人民大学のある教授は「ニューズウィークの記事や世界銀行の評価などに係わらず、じっくり観察すれば中国がそれほど巨大でないことは明らか。ここ数年、世界に対する影響力が大きくなるに連れて、西側の注目度が高くなり、中国脅威論などが出てきたが、GDPや外貨準備高の伸びなどは西側のものさしに過ぎない。中国には農民問題など中国独自の問題がたくさんあり、まだほんの『種目別の王座』を獲得したに過ぎない」と中国の過大評価について注文をつけたという。(翻訳・編集/HA)

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