<一人っ子政策>そんなの関係ねえ!有名人やお金持ちは第2子以上持つのがステータス化―中国

Record China    2007年12月27日(木) 15時32分

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計画出産の法律に違反する第2子以上の出産が増加。党幹部、有名人、富裕層の第2子以上の出産も増えている。一般市民も色々な方法で規制を逃れ第2子以上を出産している。写真は河北省の農村部に書かれた計画出産の標語。

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2007年12月26日、暸望新聞周刊によると、中国の流動人口は約1.5億人でその主な人々は出産・養育適齢期の農村からの人々が多く、16歳から40歳までの年齢の人々が84.5%を占めるという。

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近年、流動人口における既婚者で出産・養育適齢期の女性の割合が年々高くなっている。また、一人っ子政策に違反する第2子以上の違法な出産は主に流動人口で起きており、その違法な出産の60%を占めるという。

近年、都市部の団地が違法に第2子以上を出産する人々の隠れ家となり、管理も手薄になっているという。四川省成都市武侯区の人口計画出産局の付東(フー・ドン)局長によると、各団地はそれぞれ異なる会社が管理しており、居住者の違法な出産状況について情報を提供したがらないという。計画生産局も管理会社に対して何の措置もとれず、団地の管理は頭の痛い問題となっている。

また、政府関係者、特に党幹部の第2子以上の出産も日に日に増えている。国家人口計画出産委員会の調査によると、甘粛省通渭県における2006年の党幹部の第2子以上の出産数は1899人だと確認している。

有名人、お金持ちの第2子以上の出産はますます人々の関心を集めている。それはすでに暗黙の了解となっており彼らの中には第2子以上を出産できることがステータスだと考えている人もいる。彼らの第2子以上の出産は近年増加しており、大部分が2人の子どもを持ち、約10%は第3子もいるという。

さらに近年、計画出産の法を逃れるため広東省や福建省などの農村地区の住民は外国に渡って出産するケースが増えている。子どもの出生地が国籍となる国に渡って出産をしたり、旅行や親戚に会いに行くという口実で香港に渡って出産する人もいる。

05年1―11月に香港に渡って出産をした内陸の女性は1万7591人であり、そのうち夫妻ともに内陸に住んでいる人は7973人だった。(翻訳・編集/浅野)

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