<続報><東北トラ殺害事件>内部犯説強まる、園内にトラ酒用の箱や冷凍保存の虎の子見つかる―湖北省

Record China    2007年12月24日(月) 15時33分

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20日朝、湖北省宜昌市の三峡森林野生動物世界で東北トラが殺害され、毛皮を剥がれた事件で、警察はただちに調査を開始したが、動物園職員の内部犯行説が有力になっているという。

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2007年12月20日朝、湖北省宜昌市の三峡森林野生動物世界で東北トラが殺害され、毛皮を剥がれた状態で発見された。警察はただちに調査を開始したが、動物園職員の内部犯行説が有力になっているという。楚天都市報が伝えた。

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22日、動物園内で捜査が行われたところ、およそ動物園にはあるはずのない“怪しい物品”が大量に発見された。チケット販売所の冷凍庫からはトラの赤ちゃんの死体が2体発見された。動物園関係者は「出産後、すぐに死亡したため冷凍庫に保存した」と弁明している。しかし何のために冷凍庫に保存したのか、規定通り関係部門に動物の死亡を報告したかについては返答が得られなかった。

これだけではない。鼻につく腐臭が漂う爬虫類館2階では大量の毛皮が発見された。また毛皮をなめす際に用いられるヨード塩も見つかっている。動物園関係者は「病死したラクダ、鹿などをここで処理した。肉を園内の猛獣に与えるためにここで毛皮を剥いだ」と説明している。しかし、普段は猛獣には毛皮のついた豚肉が与えられており、なぜ毛皮を剥ぐ必要があったかについては十分な説明がなかった。

他にも「国家一級保護動物のトラは全身が貴重な薬です」とのコピーが書かれた虎骨酒の箱70箱が見つかった。動物園側は「園で酒を造ったことはなく、この箱を使ったことはない」と説明している。

東北トラの殺害に関して犯人を見つけるための決定的な証拠はいまだ見つかっていないが、動物園から立て続けに見つかった“怪しい物品”に内部犯行説が有力になっている。(翻訳・編集/KT)

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