日本の「知中派」大使起用で日中関係は改善するか?「カギは日本の執政者が握っている」―中国専門家

Record China    2016年5月17日(火) 0時50分

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16日、「知中派」として知られる横井裕氏の駐中国大使着任に日中関係の改善が期待されているが、環球時報は「どれだけの効果があるかは観察が必要」と中国専門家の慎重な意見を伝えた。資料写真。

2016年5月16日、「知中派」として知られる横井裕氏の駐中国大使着任に日中関係の改善が期待されているが、環球時報は「どれだけの効果があるかは観察が必要」と中国専門家の慎重な意見を伝えた。

横井大使は外務省の「チャイナスクール」と呼ばれる中国語研修組の出身で、中国では「知中派」として紹介されている。「チャイナスクール」出身者の大使起用は2006〜10年の宮本雄二氏以来となる。

横井大使の着任に関して中国社会科学院日本研究所外交研究室の呂耀東(リュー・ヤオドン)主任は、「前任の木寺昌人氏に比べ、横井大使はより中国を理解している。日中関係は敏感な時期にあるが、『知中派』の大使なら多くの問題において有利であり、期待が寄せられるのも不思議ではない」と述べた。

一方で、日中関係改善にどれだけの影響を与えられるのかに関しては、「両国の交流は大使を通すが、『知中派』の大使が日中関係を根本的に変えることはできない。日中関係の今後は日本の執政者がカギを握っており、『知中派』大使を起用するという表面上のアピールではなく、歴史に直視し“中国脅威論”の主張をやめるといった誠意を見せるべきだ」と自身の見解を述べた。(翻訳・編集/内山)

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