韓国現代アートの巨匠の代表作、偽造犯を日本で検挙=韓国ネットは冷めた見方「偽造が簡単そうな絵だ」「畳を形象化したような…日本の雰囲気?」

Record China    2016年5月14日(土) 7時10分

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12日、現代美術の巨匠と呼ばれる李禹煥氏の作品を偽造し、韓国から日本に逃げていた男が日本で拘束され韓国へ送還、このほど逮捕された。写真は香川県直島の李禹煥美術館。

2016年5月12日、韓国・ニューシスなどによると、現代美術の巨匠と呼ばれる李禹煥(リ・ウーファン)氏の作品を偽造し、韓国から日本に逃げていた男が日本で拘束され韓国へ送還、このほど逮捕された。

問題となったのは李画伯の代表作「点より」。昨年12月に行われた美術品オークションで5億7000万ウォン(約5300万円)で落札されたが、作品に添付された検定書が偽造文書と確認されたため、贋作(がんさく)の疑いが出ていた。

韓国の警察は李画伯の作品の偽物が12年ごろからソウル・仁寺洞(インサドン)の画廊で取り引きされているとの情報を得て捜査、昨年10月には画廊の家宅捜索も行っていた。当時、警察が入手した李画伯の作品12点は専門家の鑑定ですべて贋作と判定された。

今回逮捕された男は警察の捜査を逃れるため昨年7月に日本に渡ったが、日韓両国の国際捜査共助により先月18日に日本で検挙、今月10日に韓国に送還された。警察は男を取り調べ、共犯者について追及している。

李氏は韓国で生まれ若くして来日。現在は日韓のみならずヨーロッパなどでも活躍し、国際的に評価の高い巨匠だが、この報道に韓国のネットユーザーから寄せられた声は冷めたものが目立つ。

「芸術家は能力や努力でつくられるのではない。金持ちと人脈がつくるんだ」

「点を一つ描いて何億も手にするのはこの人か」

「こういう美術品を高値で買うのは税金対策。こんな絵を高いお金を出して買うなんてまともじゃない」

「偽造は違法だし、犯人が捕まったのはいいことだけど、この人の作品がどうしてあんなに高く売れるのか前から疑問だった」

「こんな物に偽造かどうかなんてあるのかな」

「偽造が簡単そうな絵だ。そもそも日本で有名な人が韓国を代表する画家という所が気に入らない」

「巨匠が点を一つ描けば1億ウォン、この僕が点を一つ描いてもただの落書き。アートって、そう理解すればいいのかな」

「こんな物を名画だとか言って数十、数百億で取り引きしてるから美術が駄目になるんだ」

「畳を形象化した作品のようだけど…日本の雰囲気?」(翻訳・編集/吉金

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