「学生の悩みはすべて恋愛が原因」？！今までどうして教えて…、大学での恋愛講座が大人気―浙江省杭州市

2007年12月12日、杭州網の毎日商報によれば、恋愛の悩みをテーマにした大学の講義が学生たちに大人気だ。浙江大学から来た王東莉（ワン・ドンリー）教授が開いた「大学生のための恋愛講座」は600人以上の大学生が聴講した。「彼女と別れたけど忘れられなくて毎日眠れない。どうしたらいいですか？」「隣のクラスの男の子が好きなんだけど、彼には彼女がいて…。どうしたらいいか分かりません」など、学生たちは次々に、自分たちの悩みを王教授に話していた。

浙江林大学天目学院での今回の講義を企画した倪建均（ニー・ジエンジュン）先生によると、学校が行っている心理カウンセリングで、学生の多くの悩みはすべて恋愛が原因だと気づいたそうだ。失恋が引き起こすパニックや、恋愛のもつれごとなど、すべて生活に良くない影響を与える。

「恋愛を上手くいかせたいなら、異性との付き合い方を学ぶのが大切」とは、講義を行った王教授の言葉だ。「多くの大学生は高校時代に異性と付き合った経験がありません。大学に入ると、恋愛をしなくてはと焦ります。でも経験がないから、問題が起きたときに上手く解決できずに悩んでしまって、勉強や生活に影響してしまうのです。ですから大学生は恋愛をする前に、異性との交流について勉強し準備する必要があります」と教授は言う。

どうやって異性と交流するスキルを身につけるかは「愛情と友情ははっきり分けること。また、課外活動などに積極的に参加し、異性と交流する場を増やすこと」だそうだ。

このように専門の教授を大学に呼んで恋愛の講義を開いてもらうことには、ほとんどの学生が賛成だ。ある学生は「王教授の講義を聴いて、恋愛をするのにもこんなに学ぶべきことがあると分かりました。特に大学時代の恋愛は、お互いの将来や人生にも影響するので、今学ぶことは必ず役に立つと思います」と話した。（翻訳・編集/浅野）