Record China 2007年12月10日(月) 18時29分
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北京市の人口が2020年には2141万人に達するとの予測が発表された。住宅・食糧・水資源の問題がこれまで以上に深刻なものとなると懸念されている。
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2007年12月8日、北京晨報の報道によれば、中国人民大学の人口学研究者が7日行われた「2007年首都人口・発展フォーラム」で、北京市の総人口が2020年には2141万人に達するとの予測を発表した。05年の北京都市総体計画で発表された2020年までの人口を1800万人に抑制するという目標を大幅に上回ることになる。人口増に伴い、北京はこれまで以上に水資源などの問題に直面すると懸念される。
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中国人民大学人口・発展研究センターのジャイ振武(ジャイ・ジェンウー)教授によれば、北京・天津・河北地域の人口が急速に増加しているのは、大量の流動人口が主な原因。特に北京市は、出生率と平均推定寿命などのデータを分析すると、2015年には人口が1950万7500人に、2020年は2141万2300人に達するとことになる。
同大学人口・発展研究センターの張耀軍(ジャン・ヤオジュン)氏は、住宅、食糧、水資源の問題はこれまで以上に深刻なものになると予想している。張氏によれば、最低レベルで計算すれば北京の住宅問題は2020年まで許容範囲内に収まるものの、食糧は“温飽”(最低レベル)ですら対応できず、水資源の不足も著しいという。
ある専門家は、同地域の正常な経済発展を保証するためには、流動人口を含めた総人口を1億1000万人以下に抑制する必要があると指摘している。(翻訳・編集/岡田)
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