国家保護動物ワシミミズクが養鶏場に被害、経営者は政府の賠償を要求―北京市

Record China    2007年12月9日(日) 17時37分

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2007年12月5日、北京市で数か月間にわたり養鶏場を襲い、数十羽もの被害を出してきた「怪鳥」が捕まった。夜な夜なニワトリを襲った「怪鳥」の正体は、国家2級保護動物のワシミミズクだった。写真はワシミミズク。

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2007年12月5日、北京市で数か月間にわたり養鶏場を襲い、数十羽もの被害を出してきた「怪鳥」が捕まった。夜な夜なニワトリを襲った「怪鳥」の正体は、国家2級保護動物のワシミミズクだった。京華時報が伝えた。

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薛軍恩(シュエ・ジュンレン)は北京市で養鶏場を経営している。ここ数か月の悩みは夜な夜な「怪鳥」が養鶏場を襲ってくること。すでに被害は数十羽にも及んでいた。どうにか捕らえようと手を打ったが、なかなか捕まえることができなかった。5日早朝、ようやく鶏舎の前にはった網が「怪鳥」を捕らえたという。

捕獲されたのはフクロウの一種であるワシミミズク。国家2級保護動物に指定されている貴重種だ。ワシミミズク捕獲の報を受け、国家林業局と猛禽救助センターが引き渡しを求めたが、薛は拒否した。野生動物保護法は現地政府が野生動物による被害を補償することを定めており、補償金を受け取るまではワシミミズクは引き渡せないという。しかし林業局は賠償を拒否、野生動物を捕獲すること自体が違法だとしてすみやかに引き渡すよう要求した。数日にわたる説得の末、ついに薛はワシミミズクを猛禽救助センターに渡した。(翻訳・編集/KT)

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