<続報>クレー射撃チームの事件は事故と断定、詳細が明らかに―上海市

Record China    2007年12月7日(金) 15時36分

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2007年12月、3日に発生した上海のクレー射撃訓練所で20歳の若者が腹部に銃弾を受け死亡した事件は、事故と断定された。関係部署が再発防止策を検討している。資料写真。

2007年12月06日上海青年報の報道によると、上海の射撃訓練所で20歳の若者が腹部に銃弾を受け死亡した事件で、関係各方面の緊急会議が開かれ、事件調査が進められた。事件当時、2名の射撃選手が練習の間にふざけ合っていたうちの1名は自分の銃に込められている弾は発射できない弾だと思いこんでいたが、不意に引き金を引いてしまったところ弾が発射され、もう1名の陳澤駿選手の腹部に命中し死亡した、というのが事故の経緯という。加害者である選手は現在も警察の取り調べを受けているという。

上海市体育局も事件を重視しており、事故の処理など対応に追われている。事故の原因調査を行い、今後の教訓とするとともに対応策を講じるとのことだ。また、市の公安局と体育局は共同で緊急銃弾管理強化会議を開き、同様の事故の再発防止をはかることを取り決めたそうだ。

国家射撃センター主任の高志丹氏は、事故当時はクウェートで第11回アジア選手権男子射撃ピストル競技の受賞式の最中だった。事故発生をある記者から知らされた高氏はしばし呆然とし、中国代表入賞の喜びもつかの間、「こんな事故はこれまで例がない」と、一転して暗たんとした面もちで語った。

バルセロナオリンピックで優勝したクレー射撃選手張山氏は「たとえ空砲であっても、銃口を人に向けないというのは最低限の常識のはず」、事件に困惑していると記者に語った。張氏は、基本的な規則を守る重要性を強調した。(翻訳・編集/岡田)

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