Record China 2007年12月5日(水) 9時9分
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北京オリンピックは、北京だけでなく中国全土に大きな経済波及効果をもたらすと予測されている。写真は北京五輪カウントダウンイベント。
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2007年12月4日、「中国新聞網」が伝えた。中国社会科学院のある研究員は2008年中国経済形勢報告会の席上で、「中国経済白書作成チームの専門家は、08年のオリンピックが北京にもたらす経済的利益が非常に豊富だと認識している。オリンピック開催による直接の剰余金だけで1600万ドル(約17億6000万円)に達する」と紹介したという。
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この研究員によると、その理由は、オリンピックに対する投資がもたらす作用が引き続き拡大し、オリンピック市場の開発効果が著しく、オリンピック関連産業の発展も目覚しいからだという。その具体的な例として次の3点を紹介した。
1.オリンピック開催による直接収入が豊富であること。
オリンピック組織委員会の財政予算では、オリンピック開催による収入は約16億8500万ドル、支出は約16億900万ドルとなっており、最終的に1600万ドルの剰余金が発生する見込みであるという。
2.市場の持続的な開発が明らかであること。
オリンピック組織委員会では市場開発に伴う収入が、シドニーオリンピックとアテネオリンピックを超え、総額20億ドルに達すると見込んでいる。
3.オリンピック開催に伴う旅行需要の増大、および関連産業の発展が見込めること。
ある予測によると08年、北京の旅行関連の外貨収入は48億〜49億ドルに達すると見込まれており、中国国内の旅行収入は1390億〜1490億元に達すると見込まれている。この予測ではオリンピック終了後も北京の経済は安定した発展が続くとしている。(翻訳・編集/HA)
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