Record China 2007年11月21日(水) 11時52分
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15日、広東省韶関市で毒蛇である莽山烙鉄頭が捕獲された。世界に500匹しか存在しないと推定される絶滅危惧種で、その希少性と古代種としての特徴を残していることから「蛇界のパンダ」と呼ばれている。
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2007年11月15日、広東省韶関市で毒蛇である莽山烙鉄頭(学名Zhaoermia mangshanensis)が捕獲された。莽山烙鉄頭は世界に500匹しか存在しないと推定される絶滅危惧種。その希少性と古代種としての特徴を残していることから「蛇界のパンダ」と呼ばれている。
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猛毒を持ち最大体長2mにまで成長する毒蛇で、湖南省近辺でのみ生息が確認されていたが、今回初めて広東省で捕獲された。捕獲に成功したのは森林巡視員の邱路養(チョー・ルーヤン)さん。巡視中、道ばたにいた蛇を発見したのだという。一目で莽山烙鉄頭と見抜いたのは8年前にも見かけたことがあるから。その時はこれほど貴重な蛇だとは知らず、棒で殴り殺してしまったのだとか。
「蛇界のパンダ」発見の報を受け、近隣の村民たちはみな山に繰り出し、蛇探しに明け暮れているという。ある村民によると、村民の収入は年2400元(約3万6000円)程度だが、莽山烙鉄頭はkgあたり6000元(約8万9000円)の高値で取引されるため、みな血眼になっているという。一説では1匹あたり100万元(約1500万円)の値で取引されたケースもあると言われる。野生動物保護にとって極めて憂慮すべき事態だが、邱さんは広大な森林に巡視員は4人しかおらず、その月給も300元(4500円)程度。とても手が回らないとあきらめ顔だった。(翻訳・編集/KT)
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