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20日、中国政府サイトは水利部企画計画課の段紅東副課長のインタビューを掲載。同課長は資源利用率の低さ、水質汚染、干ばつなどの水問題についてコメントした。写真は南京市のダム。
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2007年11月20日、中国政府サイトは水利部企画計画課の段紅東(ドゥワン・ホンドン)副課長のインタビューを掲載した。段課長は資源利用率の低さ、水質汚染、干ばつなどの水問題についてコメントした。
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段課長によると、中国には2兆8000億立方mの水資源があり、これは中国の需要を十分に満足させる量だという。しかし、そのうち利用可能なものは8400億立方m、現在使用しているものは5600億立方mに過ぎず、利用率の低さが問題となっている。
また、地球温暖化が新たな水不足を引き起こしていることも注目される。中国南部は水資源が豊富なことで知られているが、地球温暖化の影響により近年ではしばしば干ばつが観測されるようになった。水利部は水資源の有効利用を目指して、今後、利用率の向上・環境汚染改善・水リサイクル率の向上などの対策を実施するという。(翻訳・編集/KT)
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