＜北京五輪＞中央電視台の2008年CM入札、落札総額1200億円―中国

2007年11月19日、2008年のオリンピック正式開催まで残すところ264日。そうした中、国営テレビである中央電視台の2008年のゴールデンタイムコマーシャル入札会が開催されたと中国青年報が伝えた。落札総額は80億2861万元（約1200億円）となり、これは中央電視台広告部の予想を大きく上回る数字。去年の落札額は67億9500万元（約1000億円）だった。

【その他の写真】

オリンピックは企業が世界に向けて自社をアピールする絶好の機会。そのゴールデンタイムのコマーシャル枠をかけて、国内外の200以上のさまざまな企業が入札に参加した。

『今天之星』（今日のスター）はオリンピック期間中毎日放送される番組で、今回の入札の目玉。この独占コマーシャル枠を紅牛維他命有限公司が1億5890万元（約23億円）で獲得した。

オリンピックとは直接関係のない番組でも入札額は跳ね上がった。来年8月、中国国際航空公司は毎日ニュース番組の後に天気予報を放送するが、この8月分の特約コマーシャル枠を3366万元（約5億円）で落札。例年では春節の月が最高額だった。また8月ではなく、あえて9月を選ぶ企業もあったが、これはオリンピック後の一連の祝賀イベントを狙ったものだ。

今年の落札総額は前年と比べて18％もの増加幅。これまで中央電視台のコマーシャル落札額は基本的にGDPの増加幅と平行してきたが、今年は8ポイント上回る数値となっているそうだ。（翻訳・編集/岡田）