米国が中国政府を非難、キリスト教会の支援弁護士にテレビで「ざんげ」強要―仏メディア

Record China    2016年2月29日(月) 6時40分

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26日、米国務省のトナー副報道官は、中国の人権派弁護士の張凱氏がテレビ番組で「ざんげ」を強要されたことを非難し、中国政府に同氏の釈放を要求した。写真は浙江省杭州市のキリスト教会。

2016年2月27日、仏RFI(中国語電子版)によると、米国務省のトナー副報道官は26日、中国の人権派弁護士の張凱(ジャン・カイ)氏がテレビ番組で「ざんげ」を強要されたことを非難し、中国政府に同氏の釈放を要求した。

浙江省温州市で、政府によるキリスト教教会の屋根に取り付けられた十字架の強制撤去に抗議する活動を支援していた張氏は昨年8月25日、警察当局に連行された。6カ月間の「居住監視下」に置かれていて、まもなく満期を迎える。張氏自身もキリスト教徒だ。

同市の政府系サイト・温州網はこのほど、「張氏は宗教関連の一連の違法集会活動を裏で画策した」と報道。張氏は地元テレビ局で「国の法律に違反し、社会秩序を乱し、国の安全に危害を加えた」と罪を認めた。

トナー副報道官は、「テレビでの公開謝罪の強要は法治原則に反する上に、中国の憲法が保障する公民の宗教信仰の自由にも反する」と非難。中国政府に対し、拘禁している弁護士とキリスト教関係者を直ちに釈放するよう促した。(翻訳・編集/柳川)

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