主要汚染物質、排出量は減少=なお目標達成厳しく―中国

Record China    2007年11月20日(火) 11時28分

拡大

19日、中国国家環境保護総局は、今年温室効果ガス排出量削減には大きな進展が見られたものの、2010年までの目標達成は極めて難しいとの現状を指摘した。写真は山東省の火力発電所。

(1 / 3 枚)

2007年11月19日、「2007年中国省エネ・主要汚染物質排出量削減フォーラム」が開催された。席上、国家環境保護総局の張力軍(チャン・リージュン)副局長は今年温室効果ガス排出量削減には大きな進展が見られたものの、しかし2010年までの目標達成は極めて難しい現状を指摘した。

その他の写真

張副局長によると、今年上半期に二酸化硫黄排出量は前年同期比で、0.88%減少した。科学的酸素要求量は0.2%の増加と大幅に伸びが抑えられた。今年第3四半期終了時点では減少傾向はさらに明らかなものとなり、前年同期比で二酸化硫黄は1.81%、科学的酸素要求量は0.28%減少している。

中国政府は2010年までに単位GDPあたりのエネルギー消費量を20%、主要汚染物質排出量を10%削減する目標を立てているが、主要汚染物質の増加傾向に歯止めがかかったとはいえ、目標達成には依然厳しい情勢となっている。張副局長は目標達成には電力・石油化学・製鉄など高汚染産業の急速な成長に歯止めをかけることが必要とコメントした。(翻訳・編集/KT)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携