外からワインを持ち込んだ男性客にレストランが「グラス洗浄料金」を請求、物議を醸す―江蘇省南京市

Record China    2016年1月15日(金) 7時30分

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12日、中国江蘇省南京市のレストランが、酒を持ち込んだ男性客からグラス1個につき約360円の洗浄料金を徴収したとして物議を醸している。資料写真。

2016年1月12日、金陵晩報によると、中国江蘇省南京市のレストランが、酒を持ち込んだ男性客からグラス1個につき20元(約360円)の洗浄料金を徴収したとして物議を醸している。

当事者となった男性は仲間ら数人とともにこの店を訪れた。うち1人がワインを持参したため男性が店員に相談したところ、店側がコルクを抜くことを了承。この料金として50元(約900円)が発生するという条件を男性は受け入れた。

その後、ワインを飲む段になってもグラスが提供されなかったため男性は従業員に催促、そこで知らされたのがこの「グラス使用にかかる洗浄料金」で、男性は「仕方がないと思い3個分を支払うことにした。これまでいろいろな店で食事をしたことがあるが洗浄料金という言葉を聞いたのはこれが初めてだ」と振り返っている。

これについて店の責任者は「事前に客側に伝えていた。支払いの時にも異議を申し立てられることはなかった」「グラスを使用した客に代金を請求することは北京や上海のレストランでもやっている」などと説明。男性に提供したのはクリスタルのワイングラスで、価格が100〜150元(約1800〜2700円)することも料金徴収の理由として付け加えた。

市の物価当局はこの問題に関し、「店が料金を明確に示しているのであれば、干渉はできない」と説明しており、消費者協会も「アルコール類のサービス料金をめぐっては以前から議論が続いている。明文化された規定はないが、最も重要なのは料金が明示されていること」としている。(翻訳・編集/野谷

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