中国外交部「南沙試験飛行に対するベトナムの批判は根拠なし」=ベトナムの「中国機が無通告飛行」に反論―中国メディア

Record China    2016年1月12日(火) 17時0分

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11日、中国外交部の洪磊報道官は、中国が南シナ海・南沙諸島の永暑礁に新設した滑走路で行った点検と試験飛行にベトナムが反発していることについて、「ベトナム側の非難は根拠のないものだ」と述べた。資料写真。

2016年1月11日、中国新聞網によると、中国外交部の洪磊(ホン・レイ)報道官は同日の定例会見で、中国が南シナ海の南沙(英語名スプラトリー)諸島の永暑(同ファイアリー・クロス)礁に新設した滑走路で行った点検と試験飛行にベトナムが反発していることについて、「ベトナム側の非難は根拠のないものだ」と述べた。

ベトナム民間航空局はこのほど、中国機が同国の管轄空域を通告なしに横切る形で飛行し、上空の安全を脅かしているとして、中国側に抗議文を送付し、国連傘下の国際民間航空機関(ICAO)にも報告したことを明らかにした。

洪報道官によると、中国側は昨年12月28日、関連規定と国際慣例に従い、ホーチミン市飛行情報区の管理当局に、試験飛行に関する計画を通告したが、ベトナム側から返答はなかった。また中国側は同30日にも、ベトナム外交当局に通告と説明を行ったという。

洪報道官は「通告を受けていないとするベトナム側の主張は事実と異なる」とした上で、「ベトナム側は、中国の試験飛行における国際的な公益性などを無視し、中国側の正常な活動を理由なく妨害している」と遺憾を示した。(翻訳・編集/柳川)

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