溪洛渡ダムの堤防工事が完了、三峡に次ぐ2番目の規模―中国

Record China    2007年11月9日(金) 21時47分

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三峡ダムに次ぐ規模を誇る溪洛渡ダム水力発電所の堤防工事がついに完成。写真は、工事車両が最後の遮水のため石材を下ろしている。

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2007年11月08日、中新社の報道によれば、中国で二番目の規模を誇る溪洛渡ダムの水力発電所の長江堤防工事が、8日午後ついに完成した。

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溪洛渡ダム水力発電所は金沙江下流の雲南省永善県と四川省雷波県間の洛渡峡谷に位置しており、最大発電出力1260万キロワット、静態投資額(物価変動などを考慮しない投資)は500億元(約8000億円)以上に上り、中国では三峡ダム発電所次ぐ大規模な水利プロジェクト。発電事業を主としつつ、治水、砂漠化防止や下流域の船舶運航条件の改善などを目的とした総合的な施設だ。

資料によれば、溪洛渡ダム水力発電所は2015年には運用が開始される予定で、これが完成されると「西電東送」プロジェクトにより東部沿岸地区をはじめとする電力不足が解消され、華東エリア(長江デルタ地域)と華中エリア(長江と黄河に挟まれた地域)の経済成長が確実なものとなるとともに、三峡プロジェクトとともに長江中下流域の治水効果が期待されている。(翻訳・編集/岡田)

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