Record China 2016年1月18日(月) 19時30分
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18日、韓国メディアは、北朝鮮へ圧力を掛けるため国際協調を強化している韓国政府が、米国と中国の間で板挟みになり、頭を悩ませていると伝えた。これについて、韓国のネットユーザーはさまざまなコメントを寄せている。資料写真。
2016年1月18日、韓国・中央日報は、北朝鮮へ圧力を掛けるため国際協調を強化している韓国政府が、米国と中国の間で板挟みになり、頭を悩ませていると伝えた。
16日、日米韓次官級協議が東京で開かれ、4度目の核実験を行った北朝鮮に対して強力な制裁が必要との共通認識を確認し、中国に積極的な参加を求めていく方針を決定した。協議後の記者会見では、米国務省のトニー・ブリンケン副長官が「国際規範遵守の重要性について話し合った。南シナ海問題などで、規範を強化するべきとの考えを確認した」と明らかにし、中国をけん制した。日本の斎木昭隆外務次官も南シナ海問題に触れたが、韓国外交部の林聖男(イム・ソンナム)次官だけは言及しなかったという。
これについて、韓国高麗大学の金聖翰(キム・ソンハン)教授は「北朝鮮への圧力に焦点を当てたい韓国と、3カ国協調の概念を拡張しようとする日米との認識のズレがはっきりと出た場面」とし、「北朝鮮の核問題で中国の助けを必要とする韓国は、当然言及を避けるしかない」と説明した。さらに今後は、米国が進める高高度ミサイル防衛体系の朝鮮半島への配備問題も浮上してくるとみている。
梨花女子大学の朴仁フィ(パク・インフィ)教授は「この機会に米国は、韓国の中国傾斜外交など、これまでの不満を解消しようとするだろう」と指摘し、「朝鮮半島の安保という韓国の関心と、東アジアでの影響力を強化したい米国の利益を分けて接近しなければ、これまで積み上げてきた中韓関係に傷がつくかもしれない」と懸念を示しているという。
これについて、韓国のネットユーザーはさまざまなコメントを寄せている。
「北朝鮮問題で協力してくれたとしても、中国を信じるのは危険」
「米国と中国の間でふらふらするのはやめよう。恥ずかしい。どちらを選択しても、主体的に堂々と、一貫性のある行動をして」
「どの国も信じられない。全てが敵に見えてくる」
「韓国は独島(日本名:竹島)について言及するべきでは?」
「韓国は弱いから他国の顔色を伺うことしかできない」
「南シナ海について話し合うのなら、独島や東海(日本名:日本海)表記についても話し合おう」
「やっぱり日米韓の組み合わせが一番自然でしっくりくる」
「米中の圧力におびえながら暮らしたくない。韓国もこっそりと核を開発できないかな?」
「日米中はなぜこんなにも小さい国に関心を持つのだろうか?」
「何を言っても反感を買うことになる。韓国はノーコメントを貫くしかない!」(翻訳・編集/堂本)
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