中国で国外退去処分の仏誌記者が出国、中国政府「テロを助長する自由認めない」―中国メディア

Record China    2016年1月2日(土) 15時30分

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1日、中国外交部の陸慷報道官は定例会見で、中国政府から事実上の国外退去処分を受けた仏誌記者が出国したことについてコメントを求められ、「テロを助長するような自由は決して認めるわけにいかない」と述べた。資料写真。

2016年1月1日、中国国営新華社通信によると、中国外交部の陸慷(ルー・カン)報道官は同日の定例会見で、中国政府から事実上の国外退去処分を受けたフランス人記者が出国したことについてコメントを求められ、「中国は法律に基づき外国人記者の中国での取材報道活動の合法的権利を保障してきたが、テロを助長するような自由は決して認めるわけにいかない」と述べた。

フランスの雑誌「ル・ヌーベル・オプセルバトゥール」の中国駐在の記者、ウルスラ・ゴーティエ氏は11月に配信した記事で、新疆ウイグル自治区でテロが起きている原因は「ウイグル族が非情な弾圧を受けていることにある」とし、パリの同時多発テロとは「性質が違う」などと指摘。これを受け、中国政府は、年末の査証(ビザ)更新に必要な記者証の発給を拒否し、事実上の国外退去処分としていた。(翻訳・編集/柳川)

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