2015年12月29日、中国メディア・環球網によると、アジアの女性ビリオネア（資産10億ドル、約1200億円以上）の半数超が一代で財を築き、平均年齢も53歳と他の地域より若いことが分かった。

27日付の英紙サンデー・タイムズによると、スイス金融大手UBSと大手会計事務所プライスウォーターハウスクーパース（PwC）が先ごろ発表したリポートで、世界の女性ビリオネアは昨年、145人となり、20年前の約7倍に増えたことが分かった。リポートによると、アジアの女性ビリオネアの半数超は一代で財を築き、米国（19％）や欧州（7％）を大きく上回っている。平均年齢も53歳と他の地域より若い。

アジアでビリオネアの増加が顕著なのが、中国、シンガポール、香港だ。UBSの担当者は「中国の高い教育水準と近年の政治が女性の活躍において重要な役を演じている」とした上で、「軽視されがちなのは一人っ子政策だ。両親は自らのビジネスを息子に継がせるという選択はできないのだから」と説明した。（翻訳・編集/柳川）