米爆撃機、南シナ海人工島に誤接近=中国世論は「誤接近説」を疑問視―シンガポール華字紙

Record China    2015年12月22日(火) 22時40分

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22日、米爆撃機が南シナ海で中国が造成する人工島に誤接近した問題について、中国国内では「誤接近説」を疑問視する見方が主流だ。写真はクアテロン礁。

2015年12月22日、中国紙・参考消息のニュースサイトによると、21日付のシンガポール華字紙・聯合早報は、米爆撃機が南シナ海で中国が造成する人工島に誤接近した問題について、中国国内で「誤接近説」を疑問視する見方が主流だと報じた。

18日付の米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは、米軍のB52戦略爆撃機が今月10日未明、中国が南シナ海で拡張工事を進めるクアテロン(中国名:華陽)礁の2カイリ内の上空を飛行したと報道した。これを受け、米国防総省の当局者は「悪天候のため、パイロットが飛行ルートを外れた」との見方を示し、「意図的ではなかった」と説明した。

聯合早報は「米軍機が南シナ海の主権争いのある空域を飛行したのはこの1カ月半で2度目だ」とした上で、中国メディアがインターネット上で行った調査で、93%が「誤接近」に疑問を示したと伝えた。また中国の複数の専門家の見解として「B52戦略爆撃機の出動には必ず明確な目標と任務があり、悪天候で誤接近した可能性は極めて低い」「不用意に接近してしまった可能性はある」とも伝えた。(翻訳・編集/柳川)

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