ジャイアントパンダの交尾成功率、「互いに好感」で8割成功、「互いに興味なし」は0%―中国メディア

Record China    2015年12月17日(木) 11時10分

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16日、ジャイアントパンダの繁殖について、交配相手に強い好感を示した場合、交尾成功率が大きく上昇することが、米科学者らの研究チームの実験で明らかになった。写真は赤ちゃんパンダ。

2015年12月16日、ジャイアントパンダの繁殖について、交配相手に強い好感を示した場合、交尾成功率が大きく上昇することが、米科学者らの研究チームの実験で明らかになった。中国のニュースサイト、澎湃新聞が伝えた。

ジャイアントパンダは絶滅危惧種で、飼育下での繁殖が難しいことで知られている。

15日付の科学誌ネイチャーコミュニケーションズに掲載された論文によると、米国の科学者、Meghan Martin−Wintle氏らの研究チームは、中国四川省の碧峰峡パンダ保護研究センターで飼育されている40頭のパンダの交配行動を調べた。

それによると、パンダに交配相手を2頭の候補から自由に選ばせたところ、どちらかに強い好感を示した場合、交尾成功率と出生率が大きく上昇することが分かった。さらに雄と雌が互いに強い好感を示した場合、交尾成功率と出生率の上昇はより明確だった。

実験では、におい付け行動や甲高く細い鳴き声などの交尾前行動の60%以上を相手に向けた場合に好感があると判断。雄と雌が互いに強い好感を示した場合、交尾成功率は80%を超えた(12回中10回成功)。一方、雄と雌が共に相手に好感を示さなかった場合、交尾成功率はほぼ0%だった。(翻訳・編集/柳川)

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