2015年12月16日、RFI中国語版サイトによると、中国のシンクタンクが2016年の経済成長率は7％以下になると予測した。

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中国社会科学院は16日、「『2016年経済青書』発表及び中国経済情勢報告会」を開催。今年の経済分析と翌年の予測が発表された。中国社会科学院数量経済・技術経済研究所の李雪松（リー・シュエソン）副所長は、経済構造転換を意味する「新常態（ニューノーマル）」が進展するなか、新たな経済成長の原動力が蓄積されつつあると評価した。一方で安定成長、過剰生産能力の解消、デレバレッジのバランスを取るのはきわめて困難な挑戦でもあると警告している。

今年の経済成長率は7％前後と分析し、合理的な範囲だと評価した。ただし現行の情勢下において翌年に6．6〜6．8％の成長を確保することは容易なタスクではないとも指摘。成長率確保のために中国政府は財政赤字を拡大させるとの見通しを示した。（翻訳・編集/増田聡太郎）