3万トン以下の小規模炭坑閉鎖、エコロジー重視へ―江西省

Record China    2007年11月3日(土) 7時23分

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江西省の炭坑での浸水事故を受け、全省内の小規模炭坑が閉鎖される。写真は06年11月に江西省の炭鉱で発生したガス爆発事故。

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2007年11月1日、中新社によれば、10月28日江西省撫州市楽安県の炭鉱で浸水事故が発生し、9人の安否が不明となっている。江西省の呉新雄省長は、今回の事故を受けて全省内3万トン以下の小規模炭坑閉鎖を求めた。また、現地の各級地方官に対して「企業誘致と資金導入を優先させ、あえて子々孫々の財産である炭鉱を掘る必要はない」と述べた。

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呉省長はこの日開会された省宣伝部長会議の席上で以下のような談話を行った。

ひとつの小規模炭坑、ひとつの町の管理費は一万元あまり(約16万円)に過ぎないにもかかわらず、小炭坑で掘られているのは子々孫々の財産であり、破壊されているのは貴重な自然環境だ、責任は各級政府にある、儲けているのは炭坑経営者だ、このようなことをする必要が本当にあるのだろうか?

さらに呉省長は、全省の3万トン以下のすべての小規模炭坑閉鎖を求め、政府は公的資金2千万元を投じて損失を補てんするとした。さらに地方官に対して「企業誘致と資金導入を優先させ、貴重な自然を守り、経済活動は工業開発区で行うように」と求めた。

呉省長は経済発展と自然環境の共存は必要不可欠であるとし、エコロジーを重視する政策をすすめている。 (翻訳・編集/岡田)

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