北京市で−1℃の予報、ここ3年で一番の冷え込み―北京市

2007年11月1日、北京市では今夜、平野部で気温が−1℃にまで下がり、ここ3年で一番の冷え込みとなると、北京日報が報じた。北京市気象台では、吹きつける北風により気温がおさえられ、南の冷たい空気が流れ込むため、北京市の今日の最高気温は10℃と予想している。

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北京市では、10月27日夜から3回にわたり冷たい空気が流れ込んだ。28日以降気温が大幅に低下し、1日の平均気温は、ここ30年の同時期の平均気温が9．5℃なのに対し、6．9℃にまで下がった。北京市気象台長の郭虎氏によると、「これは今年の秋以降、最も厳しい寒さである。ここ30年、北京市では平年並みの気温を保っていたが、これほどの気温低下は異常気象を裏付ける重要な判断材料になる。今年、北京市では平年より高めの気温を保っていたが、28日から初めて平年を下回った。さらに1日の平均気温も3℃近く下がるなど、変化が激しい。他にも、北京の昨日の最高気温は12．4℃で、2005年同日の20℃、2006年同日の23℃と比べると、明らかに大きく下回っている」と述べた。

北京市気象台では、気温低下現象は今後まだまだ続き、冷たい空気の影響で気温はさらに低下するが、11月4日以降は少し回復するとのこと。しかし、気温低下傾向が大きく変わることはないと見ている。専門家たちは市民に対し、防寒に務め、気温低下によるカゼや空気の乾燥による森林火災に注意を呼びかけている。(翻訳・編集/NA)