2015年12月4日、韓国・STNスポーツは、サッカーJリーグのガンバ大阪に所属するオ・ジェソク（25）に対する人種差別的な発言が問題となっていると報じた。

日本メディアによると、ガンバ大阪の韓国人選手オ・ジェソクへの人種差別的な書き込みがクラブのツイッターに投稿された。オ・ジェソクは2日のサンフレッチェ広島とのJ1リーグチャンピオンシップ決勝第1戦のホームゲームで、サイドバックとして先発出場したが、2−1とリードした後半41分に退場処分を受けた。これで劣勢に立たされたガンバ大阪は、終盤に立て続けに2点を失い、2−3で逆転負けした。

試合後、ガンバ大阪のファンとみられる人物から、ツイッターに「韓国人のせいで負けた」「偏見じゃないが、韓国人はつくづく嫌い」など、オ・ジェソクに向けた非難とともに、韓国人を差別するような書き込みもあった。これに対してガンバ大阪は「ガンバのサポーターが書いたものなのかも分からない。差別は許されないが、チームとしては静観したい」と述べた。

この報道に、韓国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられている。

「ガンバが負けたのと韓国は関係ないだろう」

「最近、日本がだんだんおかしくなってきているように感じるな」

「このような程度の低いことをしているようでは、日本の未来も知れたものだな」

「オ・ジェソクが退場した途端に逆転されたということは、ガンバ大阪はオ・ジェソクが支えているようなものではないか。実力を再認識されても、差別される筋合いはない」

「残りの5分、アディショナルタイムを合わせても10分にもならない時間を1人退場したからといって守りきれない残りのメンバーを批判しろ」

「日本人も韓国人も同じ黄色人種。これは人種差別ではなく国籍差別だろう」

「状況だけ見たら、オ・ジェソクが非難されても仕方ないな。でも人種は関係ないだろう」

「熱狂的なファンはどこにでもいる。日本選手が韓国のプロチームに来て、退場させられてチームが逆転負けしたと仮定したら、私たちも同じように悪口を言っているだろう」（翻訳・編集/三田）