2015年12月4日、韓国・マネートゥデイによると、韓国で集会やデモの現場で覆面の着用を禁止する法案が出ていることについて、韓国人の半数以上が賛成していることが分かった。

世論調査専門機関ギャラップ（The Gallup Organization）はこのほど、鄭甲潤（チョン・カプユン）セヌリ党議員が集会やデモの現場で参加者の覆面着用を禁止する法案を発議したことを受け、満19歳以上の男女1005人を対象に世論調査を実施した。その結果、回答者の60％が同法案に賛成していることが分かった。反対は32％で、8％が留保した。支持政党別にみると、与党セヌリ党の支持層は90％が賛成している一方、野党の新政治民主連合の支持層は61％が反対した。

この報道に、韓国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられている。

「政治とは関係なく、暴動のようなデモで覆面を禁止するのは当然だ」

「覆面をすること自体、自分がやましいことをしていると思っているからだろう。正しいことをしているのならば、自ら覆面を取れ」

「覆面の後ろに隠れた主張は必要ない。堂々と主張できないデモがなぜ必要か」

「覆面禁止に60％以上の国民が賛成しているという事実を見ると、まだ韓国には希望がある」

「覆面禁止に60％程度しか賛成していないことは驚きだ」

「デモ隊参加者たちよ、これが国民の答えだ」

「今まではデモ参加者に、好きなようにさせていたが、行動がだんだんとエスカレートしてきている。徐々に規制をかける必要がある。覆面禁止もその一つだ」（翻訳・編集/三田）