2015年12月4日、AFP通信によると、南アフリカ・ヨハネスブルクで4日に開幕した「中国アフリカ協力フォーラム」の首脳会議で、中国の習近平（シー・ジンピン）国家主席は、今後3年間で600億ドル（約7兆3600億円）をアフリカ諸国に拠出すると発表した。

習主席はフォーラムの開幕式で、中国が今後3年間で、50億ドルの無利子融資や350億ドルの優遇借款などを含む計600億ドルをアフリカ諸国に拠出すると述べた。アフリカ諸国がエルニーニョ現象により干ばつ被害を受けた国々への食糧支援なども行うことを明らかにした。

この報道に、欧米のネットユーザーがコメントを寄せている。

「人間を征服するには2つの方法がある。1つめは、相手を武力で制圧すること。2つめは、相手にお金をちらつかせることだ」

「そのお金で、中国の傲慢さを満足させるために密漁された象牙が買われ、ゾウは絶滅する」

「戦略的な動きだな。国内経済が減速しているから、海外市場が必要なんだ！」

「米国も同じことをすべきだ。だが、少なくとも中国の倍の金額が必要だ。米国は過去に数多くのアフリカの黒人を奴隷としていた。今こそ、米国はアフリカにその返済をすべきだ」

「中国のアフリカへの影響力拡大に対抗して、米国は防衛費を600億ドル以上にすべきだ」（翻訳・編集/蘆田）