2015年12月3日、韓国のテレビ局YTNによると、英国営放送BBCが韓国の歴史教科書国定化論争について、「日本の歴史教科書歪曲（わいきょく）と似ている」と批判した。

報道によると、BBCは韓国の歴史教科書国定化問題に国内外から反発が起きていることについて、「反対派は国定教科書が朴正煕（パク・チョンヒ）元大統領の親日的行動や独裁の事実を消し去り、経済成長の成果だけを強調するように歴史を書き換えることを懸念している」と紹介。さらに、「日本の保守陣営も過去の日本軍の蛮行を縮小し、正当な主権の行使として教育しようとしている」とし、「韓国の歴史教科書国定化の過程は、日本の歴史教科書歪曲と似ている」と指摘した。

この報道に、韓国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられている。

「当然だろう。朴槿恵の父親は天皇に血書まで書いた親日派だからな」

「歴史教科書国定化は親日長期独裁政権の対国民洗脳教育の第一歩である」

「韓国は自ら民主化を成し遂げたと評していたが、教科書が国定化されるなんてことを見ると、まだ民主化されていなかったようだ」

「海外メディアの報道にそんなに敏感に反応する必要はない。どこの国のマスコミでもすべて真実だけを伝えている訳ではない。海外メディアが朝鮮半島の実像をどの程度理解しているというのだ？」

「正しい教科書にするために国定化すると言いながら、執筆陣の名前も執筆内容も公開すらしない。非がなければ堂々とすべてを公表すべき。だから海外メディアからも批判されるんだ」

「国定化教科書がいかに重要なのかは韓国人が判断する。海外メディアにとやかく言われる筋合いはない」

「結局、韓国も日本も独裁国家ということか」（翻訳・編集/三田）