中国の「1ベルト、1ロード」、沿線の49カ国に直接投資増加―中国紙

Record China    2015年12月3日(木) 19時0分

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3日、中国商務部がこのほど明らかにしたところによると、今年1−10月に中国と「1ベルト、1ロード」沿線諸国との投資協力が好調で、2国間投資額はいずれも増加し、「1ベルト、1ロード」の建設は順調に進んでいる。

2015年12月3日、中国商務部(商務省)がこのほど明らかにしたところによると、今年1−10月に中国と「1ベルト、1ロード」(シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード)沿線諸国との投資協力が好調で、2国間投資額はいずれも増加し、「1ベルト、1ロード」の建設は順調に進んでいる。経済日報が伝えた。

対外貿易をみると、同期の中国と沿線諸国との2国間貿易額は総額8203億9300万ドル(約101兆3000億円)に上り、前年同期比11%減少し、同期の中国の輸出入額のうち25.4%を占めた。中国から沿線諸国への輸出額は5044億ドル(約62兆3000億円)で同2.5%減少し、減少幅は同期の中国の対外輸出の減少幅を0.27ポイント下回るとともに、同期の輸出額の27.2%を占めた。また、中国の沿線諸国からの輸入額は3159億5000万ドル(約39兆円)で同22%減少し、同期の輸入額の23%を占めた。

外資導入をみると、同期に沿線諸国が中国に投資して設立した企業は1752社に上り、同18%増加した。実行ベース外資導入額は64億9000万ドル(約8000億円)で同14%増加した(以上のデータには自由港を通じた投資額が含まれる)。投資先の産業をみると、金融サービス業、リース・商業サービス業、卸売・小売業で実行ベース外資導入額の伸びが大きかった。投資先の地域分布をみると、上海市、江蘇省、天津市の占める割合が高く、投資先の国をみると、実行ベース外資導入額の伸びが大きかったのはサウジアラビア、マレーシア、シンガポールだった。

対外直接投資をみると、同期には中国企業が沿線49カ国に直接投資を行い、投資額は131億7000万ドル(約1兆6300億円)で同36.7%増加し、中国の非金融分野の対外直接投資の13.8%を占めた。主な投資先はシンガポール、カザフスタン、ラオス、インドネシア、ロシア、タイなどだった。(提供/人民網日本語版・翻訳/KS・編集/武藤)

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