中国初の国産旅客機ARJ21は日本のMRJのライバルか?―強気な中国ネットに日本ネットは「海外で型式認証取れないのに…」と相手にせず

Record China    2015年12月2日(水) 8時57分

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1日、日本のMRJと競合するサイズの中国初の国産中小型ジェット旅客機ARJ21がこのほど成都航空に引き渡された。中国ネットからは強気な声も聞こえる。果たしてARJ21はMRJのライバルなのか。写真はARJ21。

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2015年12月1日、日本の三菱航空機の「三菱リージョナルジェット(MRJ)」と競合するサイズの中国初の国産中小型ジェット旅客機「ARJ21」がこのほど成都航空に引き渡された。中国内でいよいよ商業運航が始まることについて、中国ネットからは「国際基準に照らしても十分営業できる」と強気な声も聞こえる。果たしてARJ21はMRJのライバルなのか。

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ARJ21の開発が始まったのは2002年。08年には初飛行を成功させ、10年には引き渡しの予定だった。しかし、安全性の証明である型式認定の取得は14年12月まで遅れ、今回やっと成都航空に初号機が引き渡された。今後3カ月間にわたる試験を経て商業運航を開始する。成都と北京、上海広州深セン武漢西安を結ぶ路線に就航する。5〜6年以内に30機が引き渡される予定。

今回、ARJ21が型式認定を取得したのは中国航空当局だけ。現時点では欧米での認証は取得できていない。ARJ21の航続距離は3000キロメートル程度。主に地域間輸送を担う100席程度の中小型機であるARJ21は「リージョナルジェット」と呼ばれ、カテゴリーとしては日本のMRJと競合する。

中国のネットユーザーからは、「率直に言えば、怖くてこの飛行機には乗れない」「この飛行機に乗る乗客の勇気には敬服する。保険を忘れずにね」「これは国家が前進している証しだ。乗りたい人は乗ればいい。でも俺は乗らない」という声も少なくないものの、「祖国が強大になっていくことを祝福したい」「7年もテスト飛行をして、飛行記録はすべて問題なかったんだ。国際基準に照らしても十分営業できる」「高速鉄道が出たばかりの時もひどい言われようだったが、今ではみんな利用しているよね」などと強気な声も聞こえる。

一方、日本のネットユーザーからは「ライバル?そう思うのは勝手だけど、それより落ちないか心配なんですけど…」「ライバルと言っても海外での認証が取れなければ比較に値しない」「カテゴリーとしては競合するけれど、市場は中国内だけでしか競合しないよね。それって、中国がライバル視をしたいだけでしょ?」といったコメントが寄せられている。(編集/長澤)

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