2015年11月24日、韓国・KBSテレビによると、韓国で輸入車を販売する大手ディーラーが、修理を終えた中古車を新車と偽って販売する事例が相次ぎ、消費者の批判を浴びている。

報道で取り上げられたのは、独BMWの「新車」で発覚した2つの事例。ある男性が車を整備センターに預けたところ、バンパーの色が塗り替えられた形跡があると告げられ、その後の性能検査ではボンネットが交換されているとの診断を受けた。男性は販売店とBMWコリアに抗議したものの、1カ月以上、調査中との回答が繰り返されているという。またある男性は、昨年購入した「新車」の中からガラスの破片と修理の痕跡を発見、訴訟を起こし、このほど車の購入費用全額の返金を勝ち取った。

この報道に、韓国のネットユーザーは次のようなコメントを寄せた。

「新車を売る正規ディーラーでこんなことをするのは明らかな詐欺。訴えるべきだ」

「納車されたらすぐに検査しないといけないね」

「そのうち中国の偽自動車も入って来るかもしれない」

「韓国だからできる手法だ。罰金がものすごく安いからね」

「ひと月で6台が火を噴いたBMW、排ガス不正をしたフォルクスワーゲン、高速道路で突然止まるベンツ…どれが一番悪いのかな」

「これが（韓国の）現代・起亜自動車だったら大騒ぎだろうけど、ドイツ車好きの人たちにとっては信仰心が勝つんだろうね。高い物ほどいいと思っている」

「韓国の消費者＝カモという公式が成立した」

「法律が腐っているからこうなる。法が消費者を守らず企業ばかり守るから、問題はなくならない」

「つつましく国産に乗ろうよ」

「この記事を読んでも、現代や起亜の車を買おうという気がまったく起こらない」（翻訳・編集/吉金）