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2007年10月、関係者によると、年内にも北京上海高速鉄道有限責任公司が設立され、建設工事のための資金募集を始めるという。写真は上海リニア。
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2007年10月、事情に詳しい関係者によると、年内にも「北京上海高速鉄道有限責任公司」が設立され、建設工事のための資金募集を始めるという。
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10年以上前から計画が進められていた北京上海間の高速鉄道建設計画が年内にも開始される見通し。一部では、リニアモーターカーを採用するのではとささやかれていたが、従来型の鉄道が採用されることとなった。
設立される「北京上海高速鉄道有限責任公司」には鉄道部・国有銀行3社・経路の地方政府および海外のファンド1社の出資により1100億元(約1兆7600億円)の資金が集められる。建設には2200億元(約3兆5000億円)が必要で、残りの1100億元は銀行融資と債権発行によりまかなう予定となっている。
工期は5年の予定で、2012年より運営が開始される。料金は600から700元(約9600円から1万1000円)程度と見込まれており、1300元(約2万1000円)程度の航空便と比べ、優位に立つと見られている。見込み通りの集客ならば、8年程度で投資は回収される見通しだ。(翻訳・編集/KT)