2015年11月4日、韓国・国民日報によると、韓国政府が、日本軍慰安婦に関する資料を収集・研究・保存・展示する「歴史館および研究所」の設立に向けて動いていることが分かった。証拠の収集管理に政府が直接当たることになり、実現すれば、日韓の協議にも影響が出るとみられている。

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4日、韓国で元慰安婦への支援などを担う女性家族部の関係者によると、歴史館および研究所の設立に向け今国会で予算を確保する考えだという。現在、複数の団体や個人がばらばらに所有している慰安婦の関連資料を収集し、日本が否定している慰安婦の強制動員の根拠を整える計画だ。また、同部が進めている慰安婦関連記録物のユネスコ世界記憶遺産への登録（17年6月目標）に向けても資料を活用していく。

現在、韓国にある慰安婦の展示施設はすべて民間の運営で、政府が管理するのはインターネット上の「歴史館」のみ。この計画が実現すれば、政府が管理する初めての研究・展示施設が誕生することになる。

これについて、韓国のネットユーザーからは「当然、政府が積極的に取り組むべき」「よくやった！この勢いで誠意ある謝罪も引き出そう」「大統領も一つは業績を作らないとね。良い考えだ」など肯定的な意見が寄せられた一方、次のような期待薄のコメントも多かった。

「施設を作るより、実質的な対策はないの？施設がないから日本に対応できてないわけじゃないと思う」

「日本のひどい論理に、歴史的証拠も何も通じないのでは？それより韓国が国力を付ければ、自然と日本がしっぽを出すはず」

「中国が何十年も前からやってることをいまさら…。恩を着せるようなやり方じゃなくて、とにかくちゃんと働いてくれ」

「正しいことだとは思うけど、3年で有名無実化。税金泥棒に転落するだろうな」

「本質から逃げて、元慰安婦のおばあさんたちが生きているうちに何かやったふりだけする魂胆だろう」

「教科書に載せたいのかな？」

「いまさら遅過ぎる。いっそ慰安婦に補償を」（翻訳・編集/和氣）