金と人数に物言わせてギネス狙う中国、世界最大チャーハンの認定取り消しで登録の意味考え直す声―中国メディア

Record China    2015年10月27日(火) 21時30分

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27日、中国江蘇省揚州市で世界最大としてギネスブックに登録されたチャーハンが、ブタの餌としてごみ収集車で運ばれ認定が取り消された問題で、中国では改めてギネスブック登録の意味を考える声が広がっている。

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2015年10月27日、中国新聞社によると、中国江蘇省揚州市で世界最大としてギネスブックに登録されたチャーハンが、ブタの餌としてごみ収集車で運ばれ認定が取り消された問題で、中国では改めてギネスブック登録の意味を考える声が広がっている。

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ギネス登録取り消しについて、環球時報(電子版)は「チャーハン4トンを食べ切るには4万人が必要だ。一種の大規模なプロジェクトになる。中国に大飢饉が起きているわけではないし、食べ切るのは至難の技だろう。ブタに食べさせることになったのは必然的な結果だ」との社説を掲載した。

中国では「人数」と「金額」に物を言わせてギネス登録を狙う例が多い。今年5月には中国のある企業が創業20周年を記念し、従業員6400人を仏パリ旅行に連れて行った。全員がそろいの服と帽子で目抜き通りを練り歩き、ギネスに認定された。

今回の認定取り消しについて、あるメディアは「ギネスに夢中になるのは病的な社会状態だ」と報じる一方、別のメディアは「損得でいえば(話題になったことで)成功だろう」と伝えた。しかし、大方の見方は「食物と労力を浪費する行為。虚栄心を満たす以外に意味はない」と冷ややかだ。(翻訳・編集/大宮)

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